【開催中】コレクション展 2025-2026
2020年に開館した弘前れんが倉庫美術館では、「記憶を宿した空間と共振する」「世界への⼊り⼝になる」「地域から⽣まれる」をキーワードに、この⼟地ならではのコレクション形成をめざしてきました。本展は、煉⽡造りの建物や地域に合わせて制作されたコミッション・ワークをはじめとした、国内外のアーティストによる収蔵作品を紹介するコレクション展です。
今回は、2025年度の新収蔵作品を中⼼に、奈良美智や雨宮庸介らの作品を展⽰します。
出品作家:雨宮庸介、潘逸舟、工藤麻紀子、奈良美智、蜷川実花、⼤巻伸嗣、ジャン=ミシェル・オトニエル、ナウィン・ラワンチャイクン、斎藤麗、佐藤朋⼦、シャギャーン(奈良美智+杉戸洋)、和田礼治郎、吉田真也
[セクション1]未完の豊かさ:奈良美智と杉戸洋
長年奈良と親交を深めてきた杉戸洋の展覧会「杉戸洋展:えりとへり / flyleaf and liner」に連動して、ここでは奈良と杉戸が共に制作した作品を紹介します。杉戸は、高校時代に通っていた美術予備校で、愛知県立芸術大学の学生として予備校の講師をしていた奈良と出会います。その後も二人でシャギャーンと名付けたユニットを結成したり、2006年に当館の前身である吉井酒造煉瓦倉庫で行われた「YOSHITOMO NARA + graf A to Z」展に杉戸が参加するなど、折りに触れて共に活動してきました。
杉戸と奈良の共同制作の基盤には、長年の信頼関係があります。形や線、色の扱い方の違いが互いの刺激となり、ドローイングや絵画、彫刻などが生み出されてきました。二人の共作は、あらかじめ完成形を定めず、時には長い期間を経て完成にいたります。こうした未完の作品は、そこで時間が止まっているのではなく、これから変化する可能性を秘めた途中の状態を示すものです。杉戸と奈良が2004年に共作した絵画に加えて、当時のモチーフを2022年に彫刻にしたときの原型を紹介します。
[セクション2] 北へ向かって
北の土地では、厳しい自然との間に、時に緊張感をはらむ繊細な関係性が築かれます。それゆえに、自然と密接に結びついた独自の暮らしや文化が育まれてきました。 本展では作家が北の土地へと足を運び、その自然や人々との出会いから生まれた作品、あるいは今いる場所から北へと思いを巡らせた作品などを紹介します。
弘前出身の奈良美智は、樺太(サハリン)に出稼ぎにいった祖父の見た景色を求めて、同地を訪れ写真におさめました。五所川原市で幼い頃を過ごした工藤麻紀子は、巡る季節に対する繊細な感覚を絵画で表現し、そして、野辺地町出身の吉田真也は、北東北に暮らす人の身体と風景とを映像で重ね合わせます。
冬の期間、北国は、降り積もる雪によって外界から閉ざされます。一方、そこに流れる時間は、人々の想像力を育むものでもあるかもしれません。
開催概要
- 観覧料[税込] ※「杉戸洋展」と共通:
一般 1,500円 (1,400円)
大学生・専門学校生 1,000円 (900円)
高校生以下 無料
※()内は20名様以上の団体料金
※弘前市民は当日料金から500円引き(他の割引との併用不可)。受付で住所が確認できるものをご提示ください
※以下のサービスをご利用の場合にも、団体料金が適用されます。詳しくは各リンクをご参照ください
○観覧料割引駐車場 詳しくはこちら
○わにサポ 詳しくはこちら
※以下の方は無料
・高校生以下の方
・弘前市内の留学生の方
・満65歳以上の弘前市民の方
・ひろさき多子家族応援パスポートをご持参の方
・障がいのある方と付添の方1名
当館に駐車場はございません。
観覧料割引駐車場をご利用の方は、観覧料が100円引きになります。(2名まで)
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